2014年5月16日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

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細部から垣間見る日本(1) 日本の交通 (2)

 2014年05月15日08:47
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蜘蛛の巣のように張り巡らされた東京の地下鉄路線図

 ◆日本の電車・地下鉄

 東京の電車・地下鉄からは、まず出口が多いという印象を受ける。新宿駅の場合は、40の出口があるという。新宿駅は地下都市のようで、中には店舗が林立し、街を散策するかのような気分になる。日本は国土面積が狭いと言われているが、日本は地下にも都市を建設したようだ。出口は多いが、さまざまな案内標識があるため、乗客は目的地を見つけやすい。

 それから、東京の電車・地下鉄は細かく管理されているという印象を受ける。東京の電車・地下鉄は北京と異なっている。東京の電車は特急・快速・各駅停車などに分かれており、それぞれ停車駅の数が異なる。例えば京王線を見ると、各駅停車の場合はすべての駅に停車するので、全体で90分以上はかかってしまう。しかし特急の場合は34分のみで、快速はいくつかの駅に停まるだけなので40数分で到着できる。電車の種類が異なるため、東京の駅は単一方向に運行しなければならない。速度の速い電車は、こうして遅い電車を追い越すことができるのだ。

 東京の電車・地下鉄のこの詳細な管理は、サービスを徹底する日本社会の精神を示しており、電車・地下鉄の高速運行を実現している。短距離の乗客は各駅停車に、遠距離の乗客は特急に乗車する。東京の電車・地下鉄は時間に正確で、どの電車が何時に着くかはすべて決まっており、誤差が生じることはない。

 東京の電車・地下鉄には、入口のセキュリティチェックがない。1995年に発生した地下鉄サリン事件は、5500人の被害者と12人の死者、14人の障害者を出した。しかし政府は、セキュリティチェックの措置を講じなかった。これも当然で、社会の治安に対する自信のほか、客観的な条件もこれを許さない。考えて見れば良い。あれほど多くの乗客を一人ずつチェックすれば、駅の許容量を上回る行列が発生し、いつまで待たされるか分からなくなる。

 他にも、「静か」という印象を受ける。東京の電車・地下鉄は路線が発達しているため、東京の数日間の旅では、外出時にすべて地下鉄を利用した。日本の電車・地下鉄には、電車の車両数が多いという特徴がある。その数は少なくとも中国の2倍以上に達し、1列の乗客数が中国の2倍以上になる。ホームを端から端まで歩くのも一苦労だ。3番目、4番目の列車を待たなければ、どれほど頑張っても乗車できない北京とは異なっている。東京の乗客数は、北京と同じ程度に達するという。これは東京の電車・地下鉄の路線が多く、1列当たりの乗客数が多いことと関連している。

 日本人は車両内で電話をかけず、物を食べず、ほとんど雑談をしない。そのため月曜日の朝の通勤ラッシュ時も、駅構内と車両内は異様なほどに静かだ。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年5月15日

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