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中国の国防費が10.7%増加 「穴埋め的」から「協調的」へ (2)

 ここ数年の任務・生活環境の改善について、全人代代表を務める王海竜・済南軍区某歩兵旅団通信中隊指導員は「部隊は人間本位の建軍理念を貫徹しており、今では将兵は新しい軍服を着、バイキング形式の食事をし、新しい兵舎に住むことができるようになった。軍営の団結力は高まり続けている」と感慨深げに述べた。

 毎年中国が国防予算を公表するたびに国際世論は注目する。外国の一部メディアは中国の国防政策と軍事戦略の意図を曲解し、これを基に「中国軍事脅威論」を煽るものすらある。

 中国は13億の人口、960万平方キロメートルの領土、300万平方キロメートルの管轄海域を擁する。

 「国家の安全を守り、地域の平和と安定を維持するために、中国は必然的に国防力建設を強化する必要がある」と尹氏は指摘した。

 中国が担う国際的義務は近年非常に増えてきている。アデン湾とソマリア沖での護送はすでに常態化し、他にも国際的な人道支援活動を積極的に繰り広げている。

 「海外での任務遂行に必要な経費は国内の数倍であり、数十倍に達することさえある」と尹氏は指摘。「中国が国防費を適度に増加し、国防力を高めることは、自国の平和にとっての力強い保障であり、世界の平和に対する重要な貢献でもある」と述べた。

 国防費の対GDP比、国民1人当たり国防費、軍人1人当たり国防費から見ると、中国は国際的に比較して国防費が少ない国だ。中国の国防費の対GDP比は近年ずっと1.6%前後を維持しているが、米国は4%を超え、英国とフランスも3%を超えている。

 中国政府は予算法と国防法に基づき、国防費について厳格な予算配分制度を実行しており、毎年国防予算は国の予算案に組み込まれ、全人代が審査・承認し、規定の手続きに従い各レベルの機関が執行し、かつ国と軍の会計検査機関の監督を受けている。

 中国政府は1998年以降毎年国防白書を発表し、国防費の規模と用途について詳しく説明している。また、2007年に国連軍事費支出報告制度に正式に参加し、以来毎年国連に軍事費支出を報告している。中国の国防費は公開された、透明なものだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年3月6日

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