戦闘機6機が護衛　パキスタンが中国の総理に破格の待遇 (2)

　あるパキスタン紙は「李総理の特別機はイスラマバード郊外の空軍基地に着陸。ザルダリ大統領、コーソ首相、海軍参謀長、空軍参謀長、その他閣僚が空港で出迎えた。李総理が客室ドアから姿を見せると、礼砲が鳴り響き、軍用機が鋭い音を上げて通り過ぎた」と報じた。パキスタン紙ドーン電子版は22日付で「中国の総理は両国関係を称賛。『中国とパキスタンは全天候型の戦略パートナーだ。国際・地域情勢がどう変化しようとも、中国側はパキスタンとの関係を揺るがす強化、発展させる』と強調した。ザルダリ大統領は当日『中国との友好関係はパキスタンにとって外交政策の礎だ。政治的展望がどうあろうと、パキスタンの歴代政権は中国との関係を強化してきた』と表明した」と報じた。

　AP通信は「中国とパキスタンは互いの友好関係を言葉に滲ませ続けている。パキスタンの指導者は以前、両国関係を『山よりも高く、海よりも深く、鋼鉄よりも強く、蜜よりも甘い』と絶賛した」「パキスタンは一貫して中国を米国と拮抗する重要なパワーと見ている。米国はパキスタンに重要な援助を提供しているが、常に圧力をかけ、イスラム武装勢力の取締りを強化するよう要求している」と報じた。

　■「全天候型の友人」

　ザンビアのカウンダ元大統領が発案した言葉。

　中国の「全天候型の友人」はアジアではパキスタンとイエメン、アフリカ各国、欧州ではルーマニアとマルタ。

　感情面では互いに誠実に接し、真心で付き合う。政治面では常に強く信頼し合い、断固支持し合う。相互交流では実務協力と互恵・ウィンウィンを強調する。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年5月23日

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