韓国の教授:日本は「民族記憶喪失症」を患うなかれ (2)
実際には、すでに明治維新の前から日本は対外拡張・略奪の戦争を始めていた。中国では戚継光の抗倭は人々にとって耳慣れぬものではない。韓国では壬辰衛国戦争(文禄・慶長の役)と日本による侵略・植民地支配が忘れ去られていない。歴史事実ははっきりしていて疑いの余地はなく、侵略の歴史の美化は許されない。
侵略戦争の結果は世界の誰もが知っている。日本に侵略された中国およびアジアの他の国々は甚大な損害をこうむった。慰安婦問題では、日本軍国主義は女性の人権と尊厳を踏みにじり、人類平等の基本的共通認識を破壊した。中国人が南京大虐殺を忘れないように、韓国独立記念館も歴史の苦難を忘却してはならないことを世界の人々に告げ続けている。
歴史を尊重し、歴史を戒めとして初めて未来を勝ち取ることができる。日本は冷静な意識を保ち、得難い平和を大切にすべきだ。政治において我を見失い、右翼に手玉に取られては断じてならない。
安倍氏は日本を「記憶喪失の道」「民族記憶喪失症」へと導き、東アジアと世界の平和的発展の未来を破壊しては決してならない。歴史を否定する国家に国際社会に足場を定めるすべはなく、歴史を尊重しない民族に世界に融け込むすべはないことを知る必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月24日