温家宝総理がASEANプラス3協力15周年記念首脳会議に出席
ASEANプラス3(中日韓)協力15周年記念首脳会議に出席した温家宝首相とASEAN10カ国、日本、韓国の首脳 |
ASEANプラス3(中日韓)協力15周年記念首脳会議が19日にカンボジア・プノンペンで開かれ、中国の温家宝総理とASEAN10カ国、日本、韓国の首脳が出席した。カンボジアのフン・セン首相が議長を務めた。
温総理は「ASEANプラス3協力は今年で15周年となる。現在東アジア協力は深化の正念場にある。われわれは内部の結束力を強化し続け、引き続き開発問題に焦点を合わせ、一段と制度構築を強化し、決意を固め、着実に推し進め、東アジア共同体の一日も早い完成に向けてたゆまず努力しなければならない」と指摘。最後に「ASEANプラス3が重要かつ計り知れない意義を備えることは歴史が証明している。ASEAN各国と中日韓は引き続き国の根本的利益と各国共通の利益に立ち、戦略面の意志疎通を強化し、互恵協力を深化し、手を携えて試練に対処し、東アジアの長期的平和と共同繁栄に揺るがず尽力しなければならない」と強調した。
他の国々の首脳はASEANプラス3協力の道程と成果を積極的に評価し、中国の果たしている重要な役割を称賛。「世界金融危機は世界的不景気を招き、東アジア地域に大きな不安定性と不確定性をもたらした。ASEANプラス3各国は団結と協力を強化し、地域の貿易自由化と経済統合を推進し、金融、エネルギー、食糧の安全を守り、インフラのネットワーク連結を強化し、人的・文化交流を拡大し、手を携えて危機と試練に対処し、引き続きこの地域の経済の力強い成長を維持し、均衡と持続可能な開発を促進すべきだ」との認識で一致した。
会議は「ASEANプラス3協力15周年記念に関する首脳共同声明」と「ASEANプラス3ネットワーク連結パートナーシップに関する首脳共同声明」を採択した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年11月20日