「トウ小平時代」初版50万冊、発注が殺到してすでに第2刷へ
【中日対訳】 トウ小平氏と中国の改革開放を描いた『トウ小平時代』(生活・読書・新知三聯書店)は18日に北京、深セン、成都で出版記念式典が行われたが、初版第1刷50万冊(並製本)は書店の発注が殺到してすでになくなってしまった。第2刷の30万冊(並製本)と8万冊(上製本)の印刷が現在急ピッチで進められており、ほどなく読者の手元に届く予定だ。
「トウ小平時代」は米ハーバード大学の栄休教授、中国問題専門家の傅高義氏が10年間の歳月を費やして著した。トウ小平氏の起伏に満ちた政治人生と中国の壮大な改革開放の過程をパノラマ式に描写しており、出版後幅広い社会的関心を呼んだ。
三聯書店の樊希安社長は「『トウ小平時代』が読者の間に幅広い関心を呼んだことは、中国の国際的地位が高まり続けるに伴い、本当の中国を理解することへの強いニーズが世界に生じたことを物語っているとともに、逝去から16年経つトウ小平氏を人々が積極的に評価し、切に懐かしんでいることの反映でもある。『トウ小平時代』のように初版50万冊でも需要に追いつかず、すぐに増刷しなければならない状況は、これまで三聯書店の歴史にはなかった。『トウ小平時代』はまさに適切な時期に出版されたと言える。本書は改革開放の全面的深化を促す役割を果たすものと信じている」と述べた。(編集NA)
※「トウ」は登へんにおおざと
「人民網日本語版」2013年1月23日