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西側が「人権賞」乱発で中国を刺激するのはもう難しい

 米「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」はこのほど2012年度「ヘルマン・ハメット賞」の受賞者名簿を発表した。計41人中、なんと12人が中国人で、しかもウイグル、モンゴル、チベットなど中国の少数民族が7人いる。彼らはほぼいずれも刑務所に服役経験があるか現在服役中の者だ。(環球時報社説)

 西側から各種「人権賞」を受賞する中国の極端な反体制活動家はここ2年で増加しているが、受賞者の評判は下がる一方で、インターネット上の合法的批判者よりも注目されていないことがしばしばだ。すでに中国では極端な反体制活動家は完全に脇に追いやられており、西側が引き続き彼らを利用して中国を刺激するのは新機軸を欠くことの現れというのが妥当だ。実際、西側世論全体の声も中国ではどんどん小さくなっている。彼らは中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」のにぎわいに負けている。

 「ヘルマン・ハメット賞」の最高個人賞金は1万ドル足らずで、各国政府の「迫害」を受けている者へのいささかの「生活補助」が趣旨だという。だが彼らは、これっぽちの金は今日の中国の合法的批判者たちにとっては哀れなほど少ない額であるということを知らないのかも知れない。中国はすでに「巨漢」であり、西側の願望と比べると、これっぽちの金は全くの焼け石に水だ。

 中国と西側は人権問題において、互いに話が全くかみあわない。それならもうやめだ。今日すでに中国国内では必要なだけの人権批判がある。行き過ぎることもあるが、いずれも比較的具体的であり、社会はその経緯を理解することができる。だが西側の人権賞は往々にして唐突に理由をつけて、おかしな人物を選ぶ。われわれはこれに気を遣い、頭を悩ませる必要はない。

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