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習近平主席夫妻とオランド仏大統領夫妻 |
習近平国家主席は25日、フランスのオランド大統領と人民大会堂で会談し、二国間関係および世界や地域の共通関心事について、率直かつ踏み込んで友好的に話し合い、重要な共通認識にいたった。両首脳は互いに尊重し合い、互恵協力を行い、中仏包括的戦略パートナーシップの継続的で前向きな発展を促すことを決定した。
オランド大統領は四川省蘆山県で発生した大地震について、フランス政府・国民を代表して改めて心からのお見舞いの意を表明。習主席は謝意を表した。
習主席は「中仏は共に独立精神を持つ大国であり、共に国家の発展と振興、人民の幸福に尽力し、世界の多極化を主張し、多国間主義を堅持している。現在世界は急速に変化し、各国間の結びつきや相互依存はかつてない程度に達し、多くの新興国や途上国が急速に台頭している。新たな情勢の下、中仏は引き続き優先的な戦略的協力パートナーとして、支持し合い、協力を深め、政治制度や文化伝統の異なる国家間の協力・ウィンウィンの道を歩み、国際関係の民主化、国際秩序のより公平で理に適った方向への発展、平等な協議による国際ルールの合同制定、国際紛争の対話による平和的解決を促し、世界平和の安定を守り、共同発展・繁栄を促すべく共に尽力すべきだ」と指摘。
「中仏双方は意思疎通と交流を強化し、互いに尊重し合い、相互信頼を深め、互いの核心的利益と重大な関心に的確に配慮し、相手国が自ら選択した発展の道を支持すべきだ。長期的視点に立ち、ウィンウィンの理念を堅持・革新し、各々の発展戦略と結びつけて構想を広げ、新たな分野を開拓し、経済・貿易協力を拡大すべきだ。人的・文化交流を強化し、両国人民間の友好的感情を増進し、世界の文化の多様性を共同で守るべきだ。国際問題での調整や協調を強化すべきだ。われわれは中仏の新しいタイプの包括的戦略パートナーシップの未来に期待を寄せている」と強調した。
オランド大統領は「仏中の親善には長い歴史がある。仏中両国は外交面で共に独立自主を尊び、尊重し合い、多極的でバランスのとれた世界の構築を主張している。これは仏中関係の礎だ。様々なグローバルな試練を前に、仏中は責任ある大国として、重大な問題について対話、調整、協力を強化し、共同で世界経済ガバナンスを推進し、世界の平和と繁栄を守るべきだ。フランスは相互信頼、互恵・ウィンウィン、安定的発展という中国との包括的戦略パートナーシップの強化に尽力する。中国の主権と領土保全を尊重し、中国の発展を支持する」と表明した。
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