中露が第9回戦略安全保障協議
【中日対訳】 楊潔チ国務委員は15日にモスクワでロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と第9回戦略安全保障協議を行なった。
双方は「今年3月の習近平国家主席によるロシア公式訪問の成功は中露包括的・戦略的協力パートナーシップに新たな動力を与え、新たな展望を切り開いた。双方は意思疎通、調整、実務協力を強化し、両国元首間の一連の重要な合意を全面的に実行に移し、中露関係の新たな進展を促さなければならない」と指摘。
「国際情勢には引き続き新たな、複雑で深い変化が生じている。中露双方は引き続き相互尊重と高度の相互信頼の精神を堅持し、相手国が自国の主権、安全・安定と発展上の利益を守ることを断固支持し合い、各種の試練に連携して対処し、各自の発展・振興を実現しなければならない。国際問題における協調を強化し、国連憲章の趣旨、原則、国際法の基本準則を守り、焦点となっている問題の平和的解決に積極的に尽力し、世界と地域の平和・安定・発展を促さなければならない。双方は共に努力して、今年のG20サンクトペテルブルクサミットと上海協力機構ビシュケクサミットの成功を後押しする」と表明した。
また、朝鮮半島、アフガニスタン、西アジア・北アフリカ、シリアの情勢についても意見交換。中露関係の発展にさらに大きな推進作用を果たすよう、両国の戦略安全保障協議制度を堅持し、しっかりと発展させることで合意した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月16日