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中国の力を利用して極東開発の加速を望むロシア

 ロシアのメドベージェフ首相が先日訪中した際、露中両国は複数の重要な協定に調印した。このうち「税関協定」は税関手続きの簡素化、国境貿易の発展推進、ロシア極東での協力の促進を強調した。これについてロシアの専門家は「この重要な協定は、ロシアが2012年に定めた極東発展戦略が中国との『ドッキング』に見事成功したことを示している」との認識で一致している。

 ロシア社会政治研究センター長のウラジミール・イェフセイェフ氏は「露中貿易全体の50%を国境貿易が占めるため、今回の『ドッキング』はロシア極東発展戦略における『力を利用する』政策が具体化されたことを意味するだけでなく、ロシア極東地域の開発および中露貿易の2000億ドル突破を推し進めるうえでも一里塚的な意義を持つ」と指摘した。

■「開発するも発展せず」から「中国の風を受ける」へ

 ロシア極東地域とは主にシベリア中・東部を指す。ソ連時代は極東経済区を極東と略称し、ロシア独立後もこれを踏襲した。極東地域は広大で、資源が豊富だが、寒冷で人口が少ない。長年開発してきたが、成果は著しく少ない。2010年にロシアは「極東およびバイカル地区の2025年までの社会経済発展戦略」を公布したが、今にいたるも多くは「開発するも発展せず」だ。その大きな原因は、ロシアが長所を取り入れ短所を補うことをせず、アジア太平洋諸国、特に中国の力を十分に利用しなかったからだ。2012年5月に3期目の大統領に就任したプーチン大統領は、2010年の戦略を踏襲したが、中国を重視する方針を特に強調した。

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