程国平外交副部長 |
程国平外交副部長(外務次官)は15日の国内外プレス向けブリーフィングで、アジア信頼醸成措置会議(CICA)首脳会議および会期中の外国元首の訪中について次のように説明した。
今回の首脳会議は「対話・信頼・協力を強化し、平和・安定・協力の新アジアを共に築く」をテーマとし、「アジアの安全保障情勢」「CICAの対話・信頼醸成・協力措置の推進」などについて各国首脳が意見を述べる。
習主席は基調演説で、アジアの安全保障情勢に対する見解を明らかにし、アジアの対話と協力の強化に関する主張を述べ、アジア地域の平和・安定の共同維持をアジア各国に呼びかける。また、CICA議長国任期内のアジアの安全とCICAの発展の推進に向けた中国側の主要措置を発表する。首脳会議は国際・地域情勢に対する加盟国の共通の見方を明らかにし、注目される問題の解決に向けた一致した主張を表明し、CICAの今後の発展に向けた計画を示す「上海宣言」を発表する。
首脳会議は21日に上海万博センターで開催される。20日夜には習主席と彭麗媛夫人が会議に出席する貴賓のために歓迎パーティーを催し、文化芸術公演を共に鑑賞する。首脳会議開催を前に中国側は上海で国際平和芸術家絵画展「調和あるアジア」を開催するほか、中国―上海協力機構国際司法協力研修拠点の定礎式を行う。
習主席の招待でロシアのプーチン大統領、カザフスタンのナザルバエフ大統領、キルギスのアタンバエフ大統領、イランのロウハニ大統領が中国を公式訪問し、CICA首脳会議に出席する。習主席は各国大統領と会談し、二国間関係の一層の推進および世界や地域の共通関心事について踏み込んで意見交換する。中露元首会談は今年に入り2回目で、プーチン大統領の訪中は習主席就任後初となる。これは中露関係の一層の発展に対して戦略的な先導とトップレベルデザインの役割を果たす。両国元首は共同声明を発表し、中露関係の新たな段階における発展の重要な成果を具体的に示す。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月16日