程国平外交副部長 |
中国の程国平外交副部長(外務次官)は18日「中国がアジア信頼醸成措置会議(CICA)の第4回首脳会議の開催を引き受け、今後2年間議長国を務めることを決定したことは、CICAを強く重視していることの十分な表れだ」と説明。今回のCICA首脳会議では次の3つの目標の達成に努めると表明した。
(1)各国の意思疎通と信頼の促進。アジアは民族、宗教、文明の多様性が突出した広大な地域だ。構成国は国情が千差万別で、発展水準も請求する利益も異なる。交流と意思疎通を強化し、相互理解と相互信頼を深化することが大変重要だ。われわれは今回の首脳会議開催を通じて、各国に交流と対話の場を提供し、アジアの安全や協力に関する重大な問題について踏み込んで意見交換し、アジアの平和・発展に向けた提言を行うよう各国を導きたい。
(2)各国の共通認識と知恵の凝集。CICAは構成国が多く、各国の利益の調整は確かに難しい。だがアジア諸国の多様性と差異性はまさに各国にとって問題解決の知恵の源泉だ。今回、構成国は上海宣言で信頼と協力を強化し、全面的で不可分の安全保障環境の構築という共通の願いと揺るぎない信念を表明するとともに、CICAの今後10年間の発展について計画を打ち出す。
(3)現在アジアが直面する緊迫した問題の解決について協議。信頼醸成措置と対話・協力の強化による安全の促進というCICAの趣旨と理念に賛同し、支持する国が増えている。各国はCICAを通じてアジアの安全と協力に関する問題の解決について協議するという意向と必要性を日増しに高めている。各国は、対話と協力を通じて初めて、アジア各国は共同で試練に対処し、安定を維持し、安全を享受できるとの認識で一致している。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月19日