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世界に広がる中国の「春節」 (2)

 春節が海外に渡ったのは、はるか昔のことだ。漢・唐時代以降、中国文化は絶え間なく、国境を越えて世界の四方八方に広がって行った。明朝以後、「中華文化圏」がだんだんと確立するにつれて、春節文化も東南アジア諸国と一部周辺国家・地域の人々の生活に完全に入り込み、現在に至った。これら各地域の新年を祝うやり方は、細かい部分で違う点はあるが、それがどうだと言うのだ?長江の南と北、長城の内と外など、国内各地域の新年を祝う具体的風習も、それこそ千差万別だ。人文的な面から見て、これら全てが「春節」であり、本質的な点で全て「一致」している。

 近・現代以降、さまざまな要因を受け、国民の海外移住スピードが大きく加速した。それとともに、春節も世界各地に拡散したが、その広がりは現地の中国人社会の間に限られた。率直に言えば、春節に本当に欧米社会に入ったのは改革開放後のことで、特にここ数年間で急に注目されるようになった。春節が欧米諸国で注目され始めたことを示す現象として、以下が挙げられる。

 (1)春節を祝う祝賀メッセージを発表し、在外中国人と中国国民に新年の挨拶をする海外の政治要人が増えている。例えば、国連事務局長、米大統領、ブラジル大統領、ロシア・カナダ・オーストラリア・英国各国首相など。

 (2)多くの国や地域で、さまざまなやり方で春節がお祝いされている。例えば、米ニューヨークのエンパイアステートビルでは、13年前から、春節を祝うライトアップが4日間行われている。ニューヨーク市政府は、2003年、春節を法定休日とした。英ロンドン市長は赤いランタンを灯し、仏パリのパリエッフェル塔のライトアップは、春節になると赤色に替えられる。カナダやブラジルでは、春節を祝い、毎年干支記念切手が発行されており、カナダでは12年以上続いている。

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