十二支がある世界の国々
十二支(旧暦に基づいた12年を一回りとし、各年のシンボルとして12種類の動物を用いた暦体系)については、古く漢の時代の文献に記述がある。その後、中国文化の影響力が拡大するにつれ、十二支と中国の伝統的な暦法も、周辺国家や民族の中に浸透していった。人民日報海外版が報じた。
東北アジアの朝鮮、韓国、日本や東南アジアのベトナム、ラオスなど各国の伝統的な暦には軒並み、十二支が存在する。朝鮮、韓国、日本、ラオスの12種類の動物は、中国と同一だ。しかし、動物の種類が若干異なる国もある。例えば、中国の十二支には、兎はあるが猫はない。一方、ベトナムには、兎がなく、猫がある。このほか、中国人が多く住んでいるシンガポールにも十二支が存在する。
十二支は、数字で表示される年号よりも覚えやすい。過去に中国の影響を受けた東南アジア文化圏以外の、古代バビロン、古代エジプト、古代ギリシア、マヤなど古い文化圏には全て、十二支と同じような動物による暦体系が存在した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月28日