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育児用「神器」を駆使する中国の若い親たち (2)

 中国の大手ショッピングサイト「淘宝網」で「ベビー布団感知器」や「赤ちゃんモニター」というキーワードで検索すると、これらの育児用「神器」を販売しているオンラインショップが100軒以上ヒットした。これらのハイテク育児用品は、流行に敏感な若い母親たちにとって、極めて有能な育児アシスタントとしての役割を果たしている。

 浙江省社会科学院の王平・研究補助員も、育児用「神器」ファンのひとりだ。王氏は、「今の中国社会では、乳幼児を重視する度合いがますます高まっている。若年世代の親の育児に対する考え方は、一世代前の親のそれとは極めて大きな違いがある。今では、育児用製品を活用することも、一種の育児法だといえよう」とコメントした。

 1歳の子供のパパである劉さんは、電動揺りかごを使って子供を寝かしつけている。しかし彼は、世間の親に、「育児用品を購入する際には、実際に必要かどうかを良く考えた上で買うべきだ」とも忠告している。

 浙江省台州市立病院小児科副主任の楊敏医師は、「『器械による育児』は確かに便利だが、やむを得ない時に限り使うべきだ。電子製品は子供の成長に何のメリットもない上、製品自体の正確性についても検討が必要だ。従って、それらに過度に依存すべきではない」との見方を示した。

 「育児博士」として有名な王人平氏は、「一世代上の人々は、育児の経験が豊富で、自分の感覚を重視していたが、科学的な知識は不足していた。一方、若年世代の親は、育児に関する知識が豊かで、科学を拠り所としているが、育児に対する感性に欠けている。両者の強みを合わせるのが最高の育児法だ。とどのつまり、人間は器械ではない。特に、乳幼児に対しては、両親の愛撫、抱擁、優しいまなざしや微笑みが、最新の器械よりずっと大切であり、決して本末転倒であってはならない」と指摘した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年2月27日

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