上海の交差点 歩行者の信号無視をロープで阻止
「中国式道路横断」に対して、都市がさまざまな対策を講じている。上海駅付近の交差点(天目西路?梅円路)では、交通指導員が横断歩道の両端に立ち、歩行者の信号が赤信号になるとロープを引き人の流れを食い止め、青信号になるとこの流れを開放している。人民日報が伝えた。
上海交通部門の関係者は、「多くの歩行者は、信号無視に厳しい罰則が設けられていないため、意識が低い」と語った。自動車の信号無視に対しては、歩行者の信号無視よりも厳しい罰則が適用される。これは運転手の乱暴な行為により、深刻な事故が生じることを防ぐためだ。しかし歩行者も、事故が発生した場合は、運転手側よりも重傷を負うことを考えるべきだ。
上海の「中国式道路横断」に対する取り締まりは、信号無視をした一人目の歩行者を対象とする。交通警察部門は、人にやさしい教育と管理、厳格な法執行を結びつけることで、交差点の「目に見えるロープ」を「目に見えないロープ」にするべきだと呼びかけた。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月12日