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巳年は立春がなく「春がない」ので不吉?

 毎年、年末年始になると、新年の運勢が大きな話題となる。2013年は巳(へび)年で、「やもめ年で結婚は不吉」、「赤い服を着るのには適さない」などと考えられているが、このような見方に科学的根拠はあるのだろうか。中国新聞網が報じた。

 巳年は立春がなく「春がない」ので不吉?

 「巳年はやもめ年で、結婚は不吉」という見方が、結婚を計画している若者たちの悩みの種になっている。

 巳年は「やもめ年」と言われているのは、旧暦では同年に立春がないことからきている。例えば、2013年の立春は2月4日で、旧暦12月24日に当たり、まだお正月前。一方、2014年の立春も2月4日で、こちらは旧暦1月5日と、既に新年を迎えている。それで巳年には「春がない」ことから、古代から「やもめ年」で、「結婚や出産に適切でない」とされてきた。

 実際には、約3年に1回立春がない年がある。1年間は365日だが、旧暦では、354日しかないため、中国では2千年以上も前から、19年に7回、「閏月(うるうづき)」を入れている。そのため、19年のうち7年が1年に2回立春がある年となり、7年は立春がない年となるのだ。近年では、05年、08年、10年がいずれも立春がない年。しかし、08年は結婚する人が多かった。

 このことに関して、民俗専門家らは、「やもめ年」というのは「迷信にすぎず、科学的根拠はない」としている。

 調査によると、現在、「やもめ年」を信じているほとんどが中高齢の人々だった。専門家は、「これは群集心理の一種で、多くの人が『存在しないよりは存在するほうを信じる』という気持ちを持っており、『他人の言葉をそのまま受け売りする』空気を作り出している。しかし、かけこみ結婚が増加すれば、費用が高騰するなど、結婚式に関わるサービスが低下する。さらに将来的には、子供が入学や就職などにおいて、一層熾烈な競争を強いられるなど、悪循環になる」と警笛をならす。「縁起を追いかけるのも理解はできるが、春節前に結婚を急ぐ必要は全くない」のだ。

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