きょうの人民日報「微博」--少なくなる本屋
便利なオンライン書店や電子書籍などの出現により、本屋は近年、経営難に直面し、倒産や店舗移動なども珍しくない。しかし本屋には、実際に本を手にとって見ることができ、好きな本との偶然の出会いを経験できるなど、オンライン書店とは違う醍醐味がある。それは多くの人にとって、思い出となっており、本屋が全くないとなると、それはさみしいことだ。
【中国、書店チェーンが57店舗を閉鎖】売り上げの落ち込みやテナント料の高騰などが重なり、書店チェーンの「紙老虎」が、上海の27店舗と北京の約30店舗(いずれも小規模店舗)を閉鎖する。残るのは北京の比較的規模の大きい4店舗だけだ。生き残りをかけて不動産を売却し、2000万元(約3億2千万円)の資金を調達するなどした株主4人は、いたたまれない思いになっているだろう。曹章武・董事長は、「最も長くもってあと3カ月。政府のサポート政策がなければ、倒産するしかない」としている。