違法輸入動物、大半がネットショップ販売目的
北京出入国検査検疫局(北京国検局)は13日、「法律で輸入が禁止されている動植物およびその他物品の手がかりを見つけた場合は、積極的に通報すること。また、輸入禁止品を国内に密輸入する違法行為を厳しく禁じる」と市民に呼びかけた。北京晨報が伝えた。
北京国検局動植物検疫処の担当者は、輸入禁止品をめぐる状況について、次の通り述べた。
今年1月から8月、輸入禁止品の摘発件数は、前年同期比173.4%増の2万2040件に上った。このうち有害生物の摘発件数は同155.5%増の626件、検疫有害生物の摘発件数は同57.5%増の230件にそれぞれ達した。北京国検局はすでに、摘発したこれらの生物を全て押収・処分し、受取人に「押収・処分通知書」を送付した。
押収した輸入禁止国際郵便物の内容は、まさに多種多様だ。主に生きた動植物とそれらの繁殖材料で、さらには一部の標本、土壌、さまざまな動植物製品も含まれる。また、荷受人が検査検疫を逃れるために講ずる手段も各種各様で、ありとあらゆる名目を使って、輸入品の虚偽申告をしているのが現状だ。
生きた動物を例に取ると、国検機関が摘発・押収する、輸入が禁じられている生きた動物はほぼ全て、荷受人が国内のペットショップやネットショップで販売することを目的としたものだ。国内の電子商取引サイトでは、政府が海外からの持込みや郵送による輸入を明確に禁じている動植物16大類および関連製品10種類が軒並み、公然と販売されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月14日