トヨタ、2年ぶり世界一へ 新車販売、GM・VW抑え
トヨタ自動車が2012年に全世界で販売した新車台数は、約970万台に達し、世界1位になる公算が大きい。2位は、米ゼネラル・モーターズ(GM、昨年1位)と独フォルクスワーゲン(VW、同2位)が競り合っている。実現すれば、トヨタの首位返り咲きは2年ぶりとなる。
トヨタは、中国での販売不振を受けて、従来の販売計画を10万台引き下げた。公表されている最新の今年の計画では、ダイハツ工業と日野自動車を含めたグループ全体での販売台数は966万台。それでも、GMやVWの販売台数を上回り、トヨタの首位は確実な情勢だ。
自動車調査会社フォーインが世界各国の新車販売台数の伸び率などから推計した今年の販売実績予測によると、トヨタはグループ全体で970万台。VWが915万台、GMが912万台となりそうだ。
トヨタの11年の世界販売は、東日本大震災やタイの洪水による大規模な減産などで、GMとVWに抜かれた。今年はその反動に加え、北米、タイやインドネシアなどで販売が好調だった。一方で、GMやVWは欧州市場の低迷が響いている。
asahi.com 2012年12月18日
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