国家発展改革委員会(発改委)の連維良・副主任は、25日に開催された「2014年春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)テレビ電話会議」において、「2014年春運期間における中国全国の旅客輸送数は、2013年春運より2億人多い延べ36億2千万人に達し、最高記録を更新するだろう」との見通しを述べた。人民日報が報じた。
2014年春運は、1月16日から2月24日までの40日間。予測によると、全国の道路旅客輸送数は、前年同期比5.8%増の延べ32億人、水運旅客輸送数は同1.1%増の延べ4300万人、鉄道旅客輸送数は同7.9%増の2億5780万人、空路旅客輸送数は同10%増の延べ4200万人。
交通運輸部の馮正霖・副部長は、「2014年春運は、比較的早くピークが訪れる見込みだ。旧暦の元旦前に、農民工(農村から都市に出て働く臨時労働者)、学生、帰省者の流れが重なり合い、客流がピークとなる。その中でも、中短距離を移動する乗客の数が急増し、輸送圧力がかなり大きくなると見られる」と予測した。また、気象部門は、「春運の前半、国内の一部地域では、大雪、低温・雨雪・結氷、煙霧などの天気となる可能性が高く、春運の任務遂行に大きな支障が生じる恐れがある」と予測している。
馮副部長は、「春運期間のサービス改善策として、幹線鉄道の乗り継ぎ地点となる全国2級以上の旅客輸送駅に24時間利用可能な待合室を設け、乗客にお湯を無料で提供し、食品や飲料など生活必需品の備蓄を強化する」との方針を述べた。
また、2014年の春節連休中も、小型乗用車を対象とした高速道路通行料無料化が実施される。道路交通主管部門は、車の流れが急増することを見越し、無料通行策を遺漏なく実施し、準備措置をしっかり行い、車のスムーズな流れを確保する構え。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月26日