習近平総書記が28日午後、北京市内にある包子(パオズ)のチェーン店に現れ、一般客に混じって列に並ぶ一幕があった。事前の通知などはなかったため、周りにはカメラを持った報道陣の姿も、大勢の遂行員の姿もなく、習総書記は自ら列に並んで包子を買い、席に座り、買った包子を全て食べたという。居合わせた人たちがその様子を撮影し、ネット上で瞬く間に拡散した。習総書記が買った包子は計21元(約360円)。「自分自身が国民の生活の中に溶け込んで初めて、党風の改革に関する要求が実際に各機関で実施される」という、党員幹部に対するメッセージが込められている。