2014年3月17日  
 

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「利益重視」「腹を割って話せない」、ファースト・フード化する友情 (2)

 2014年03月17日08:31
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 米心理学者ディーン オーニッシュの著書「愛は寿命をのばす―からだを癒すラブ・パワーの実証的研究書(原題:Love and Survival)」には、「現代に蔓延している文化的な病気は、『精神的孤独』である。愛と親密さは、この世をそっと包み込み、最も大きなパワーを秘めている」と書かれている。真の友との付き合いでは、一方の憂い・悲しみや焦燥感を分かち合い、お互いに見栄を張らず、自分がどう見られているかを気にせず関わり合える。そのような友情関係があってこそ、あらゆる警戒感を手放し、生活上のストレスを全て忘れ去り、「本当の自分」を取り戻すことができることを、この本は教えてくれている。

 「友情のファースト・フード化」現象から脱出し、真の友と友情を深めるために、我々には反省すべき点がいくつかある。昔の親友について、自分より良い暮らしをしている友人を嫉妬する、あるいは悪い状況に陥っている友人を嫌悪して、彼らと疎遠になっていないだろうか?仕事や家庭のことにかまけ、友人のことを思いやる暇もないのでは?過去に自分が苦境に立たされた時、友人があなたにしてくれたことを覚えているだろうか?親友の誕生日を覚えていて、お祝いのメッセージを送っているだろうか?真の友情を維持するには、お互いの相互信頼が必要だ。十分な時間と根気強さをもって相手に向き合い、相手の言う事にお互い真剣に耳を傾け、常に善意をもって対話を続け、相手の意見が自分の考えと異なる場合もそれを受け入れ、誤解を努力して乗り越え、試練を乗り越えなければならない。他者に「自分を大事にしてほしい」と望むのではなく、他者から大事に思われるような自分自身になるよう努力することの方が大切だ。人はだれでも、「愛と帰属感」という共通の欲求を持っている。ファースト・フード全盛時代であっても、この二つの宝物さえ持っていれば、精神的充足感に溢れた固い友情を持ち続けることができる。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年3月17日

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