トヨタ自動車はこのほど、同社のハイブリッド車(HV)の世界販売台数が、今年年初までに607万2000台に達したと発表した。トヨタは過去わずか9カ月間で、HV100万台販売を実現した。誕生から16年に渡り、トヨタのHVは世界の約80の国と地域で販売されており、600万人以上のオーナーから信頼・承認を得ており、成熟した技術と信頼できる品質の最良の名刺となった。南方日報が伝えた。
トヨタが巻き起こした世界のHV旋風は、中国にも波及した。全国乗用車市場情報連席会のデータによると、広汽トヨタの販売するカムリハイブリッドは通年で238%増の5551台を販売し、省エネ・新エネ車のトップセールスを記録した。また新年も昨年の流れを引き継ぎ、1月に600台以上を販売し、幸先の良いスタートを切った。
◆世界販売台数、9カ月で100万台を突破
トヨタは1997年より日本で、世界初のHV「プリウス」の発売を開始した。最初の100万台達成には10年がかかったが、わずか2年後に次の100万台を達成した。6回目の100万台はわずか9カ月で達成され、破竹の快進撃と言える。
トヨタのHVの100万台達成ペースは、10年から9カ月に短縮された。この成功の裏側には、成熟した力強いHV技術がある。HVを搭載したカムリハイブリッドは、トヨタの世界で最も成熟した最先端の第2世代ハイブリッドシステム「THS II」を搭載し、2.5L直4VVT-iエンジンと105kWモーターが融合し、最も優れた動力を実現した。総出力は151kW(3.0L車の水準)に達し、5.3リットルの燃料で100キロを走行できる。
データによると、2013年12月末までに、トヨタのHVは同クラスのガソリン車と比べ約150億リットルのガソリンを節約し、同時に約4100万トンのCO2の排出を削減した。煙霧が多発する今日、カムリハイブリッドの省エネ・排出削減の実質的な効果が、グリーン外出の最良の選択肢になっている。