交通課の警察官など屋外で執務する人々は、年中自動車の排気ガスや煙霧などの有害物質に「直接」接触することを余儀なくされており、それが長期間続けば、健康に悪影響が及ぶことは避けられない。北京万生人和科技有限公司は14日、鼻に装着し、煙霧などの吸入を防止する、総額10万元(約163万円)相当の空気浄化呼吸装備を、河北省石家荘市長安区交通警察大隊に寄贈した。人民網が報じた。
石家荘交通警察大隊が寄贈を受けた「霾星鼻装着型空気浄化装備」と、従来の一般的な防塵マスクとの違いは、オリジナルの3D型密封装置が、有害物質を99%シャットアウトする点だ。また、この装備は、多元的カップリング生体工学原理を応用して設計された鰓弁(えら)型空気清浄器で、有限の空間においてフィルター面積を最大化し、呼吸抵抗力を減らし、スムーズで快適な鼻呼吸を実現、長期間の装用に適している。今回寄贈された装備は、交通警察官のためにカスタムメイドされた「交通執務用青色タイプ」で、執務中に交通警察官が着用する制服との統一感が保たれている。このほか、執務中の交通警察官は、歩行者や運転手と絶えず話をしなければならないため、口元まで覆ってしまうマスクは極めて不便で、執務効果も低下するおそれがある。だが、この新装置を着用すれば、有害物質を吸い込む危険性がなくなると同時に、執務中の不都合が生じることも避けられる。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月16日