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日本企業がブラジル造船大手に出資 中韓に対抗 (2)

 世界の造船業は現在、史上最大の構造調整に直面している。英国の調査会社クラークソン・リサーチ・スタジオズが発表した最新の統計データによると、世界規模の造船企業の数は08年7月の620社から、今年6月は482社に減少し、市場の淘汰率は20%を超えた。ある海上石油・天然ガス設備メーカーの関係者によると、世界の造船産業では中国、日本、韓国の「三国鼎立」の競争局面が基本的に形成されており、中国は建造量が1位だが、今、重要なことは技術のグレードアップだ。深海の開発プロジェクト船や科学調査船などの船舶および関連装備の製造の分野でトップに立つことが必要であり、日本と韓国の造船産業はこれらの分野を主軸に据えている。

 韓国の造船企業は深海の石油・天然ガス開発に必要なボーリング船の建造で実績があり、何年も前からブラジルへのアプローチを始めている。05年にはサムスン重工業がブラジルのアトランチコスル造船所に船舶の設計図面と経営管理技術の提供を開始し、その後、同造船所への出資も行っている。

 ある分析によると、日本の造船産業がこのたびブラジルに進出したことは、「南半球への投資」指向の現れだ。中韓両国の企業がブラジルに頻繁に「顔を出している」のをみて、特に電子通信などのハイテク分野で大きなシェアを占めているのをみて、日本企業はブラジルと技術レベルの協力を行うと同時に、南半球でより多くのチャンスをつかみたいと考えるようになった。こうした動きを背景に、ブラジルでの競争は今後より激しさを増すことが予想される。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年10月28日

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