▽キーワード8「高速鉄道外交」
高官の外国訪問を機に中国の高速鉄道を売り込むというのが、今年に入ってから中国の経済外交の「定番」になっている。高官による売り込みプロセスでは、東南アジア、中央アジア、中東諸国、欧州諸国が売り込み先だ。
分析によると、中国は自国を起点とした高速鉄道ネットワークを積極的に建設しており、その狙いは周辺諸国との経済貿易往来を深め、中国の発展のメリットを共有すると同時に、中国の発展にぜひとも必要なエネルギー資源の輸入を促進し、相互利益を促進することにあるという。
▽キーワード9「人民元国際化」
今年に入ってから、政策決定層自らの後押しを受けて、人民元の国際化プロセスが目立って加速した。10月には中国人民銀行(中央銀行)が欧州の中央銀行と3500億元規模の、英国の中央銀行と2千億元規模の二国間通貨互換協定に調印した。
国際銀行間通信協会(SWIFT)が発表したデータによると、今年10月には人民元がユーロを抜き、世界2位の貿易決済通貨となった。国際決済銀行が9月に発表したデータによると、人民元の国際化レベルは10年の世界ランキング17位から13年は9位に上昇し、人民元の国際化レベルと上昇ぶりはいずれも「これまでにない水準」に達している。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年12月26日