分析によると、2+7協力枠組や運命共同体の理念にはつながりがあり、中国とASEANがこれからダイヤモンドの10年をスタートするに当たっての明確なロードマップが描き出されている。
▽キーワード3「バングラディシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊」
新指導部の周辺国との外交の新たな展開として、李総理は5月にインドを訪問し、「バングラディシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊」の構想を提起し、3カ国からは積極的な反応が返ってきた。この提起は4カ国間の友好的協力関係を深め、東アジアと南アジアという二大エリアの相互の連携や交流を築く上で重要な意義をもっている。
バングラディシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊作業チーム第1回会議が12月に開催され、4カ国の政府による4カ国間協力推進のメカニズムがうち出された。
▽キーワード4「太陽光製品紛争が和解」
中国・米国間の経済外交関係に比べ、今年の中・欧間経済外交関係はより起伏に富んだものとなった。4月には欧州連合(EU)が中国製太陽光製品に対して反ダンピング調査の仮決定を下す可能性があったため、李総理は欧州公式訪問の中でこの問題への関心をたびたび表明し、EUに対し貿易救済措置を取ることに慎重であるよう呼びかけた。また欧州委員会の6月初旬の仮決定発表を控えて、同委のバローゾ委員長と電話で会談し、この案件の平和的解決を直接促した。こうして同案件は和解に至り、新時期の中国経済外交における典型的な事例になった。
▽キーワード5「ドーハラウンドが『進展ゼロ』」
12月初めに行われた世界貿易機関(WTO)の第9回閣僚級会議(MC9)の終盤、これまでなかなか話し合いがまとまらなかったドーハラウンドで、交渉対象分野の一部に関する合意「バリ・パッケージ」が思いがけなく早期に妥結した。このことは中国と無関係ではない。
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