2013年12月31日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

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日本の金持ち、成金から控えめな貴族に (2)

 2013年12月31日08:16
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 失われた10年を経て、当時の浮ついた熱狂的な心理が、日本社会からほぼ失われた。時々出現する成金も、羽振りの良さを示せなくなった。

 日本人富豪のうち、高級車を運転する人は少ない。日本人は自動車などを、成功を示すステータスとしなくなった。自動車は交通手段に過ぎず、安全性と省エネ性が最優先されなければならない。

 富豪の住宅はデザインがシンプルで、高額な高級ブランドの家具をこれ見よがしに室内に並べるのは「下品」とされている。日本の富豪の間では、「預金・住宅・肩書を持たない」という哲学が流行している。

 ただ金と勢いがあるだけでは、日本で尊重・評価されがたい。日本社会が尊重するのは、どれほど成功していても贅沢をせず、普通の生活をする人だ。松下幸之助、盛田昭夫、稲盛和夫といったビジネス帝国を築いた人々が「神」として崇められているのは、ビジネス面の類まれな業績によるものである。しかしそれよりも重要なのは、彼らが人からの尊重を集める人生哲学を持っていることだ。

 例えば松下幸之助は富そのものに対しては興味を持っておらず、権力を「苦しみと責任」としてとらえている。松下幸之助は米タイム誌の記者に対して、「ヒューマニズム、人類の幸福の源を求めたい」と語った。

 松下幸之助は富を求める日本人の模範となった。

 「日本財界の首相」とされた経団連元会長の土光敏光氏はほぼ毎日、夕食にイワシの丸干しを食べていたという。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年12月30日

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コメント

最新コメント

宮田聡美   2013-12-3158.61.250.*
お金持ちが実は地味な生活をしている、というのは別に日本に限ったことではありませんよ。中国の歴代大貪官も、実は家での食事や衣服などは、質素だったという逸話がありますし、アジアで一番お金持ちの李さんの腕時計は昔昔に買った物そのままだそうですね。世の中には、自分を飾るよりも、預金通帳のゼロが増えることや、お金で他人と世の中を支配しているという実感に、無上の喜びを見出す人もいます。貧困層の嫉妬や暴力を受けるのもウザイですし。成金かそうでないかは、個人の価値観の問題であり、前者が悪くて、後者が良いとは一概に言えないのではありませんか。もちろん、過剰な贅沢や浪費はいけませんが、富裕層の分相応の消費にまで文句は言いにくいです。

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