北京 硬貨から紙幣への自動両替機が初登場
使わない硬貨が大量に手元にあり、困っている北京市民に朗報だ。硬貨から紙幣への自動両替機がこのほど北京にお目見えした。1角、5角、1元硬貨を紙幣に交換でき、1度に最大200枚の硬貨まで両替できる。新京報が伝えた。
同両替機は普通のATMとは違い、預け入れと引出の部分に分かれており、それぞれに操作画面がついている。両替機能を選択し、硬貨を投入すれば、紙幣に両替できる。なお、対応する硬貨は1角以上で、分硬貨は識別できない。また、両替できる紙幣は10元、20元、50元、100元札のいずれかとなっており、硬貨の合計金額が10元以下の場合、および10元未満の端数はそのまま返却されるため、事前に計算しておく必要がある。偽硬貨も自動的に返却される。同両替機が回収した硬貨は、硬貨の需要が高い企業などに供給されるという。
中央銀行業務管理部の責任者は「現在、銀行における硬貨の両替は手動で行われており、効率が低く、待ち時間も長い。同両替機の登場により業務効率が高まるだろう」と語る。
同両替機は現在、建設銀行石景山支店に2台が設置されている。今後北京市全体に徐々に普及させていく計画だという。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年11月10日