2013年の中国経済 成長率約8%の見込み
中国国家情報センター経済予測部の祝宝良チーフエコノミストは独占インタビューに応じた際に、「2013年の中国経済の成長率は約8%に達し、5つの特徴を見せる」と述べた。祝氏の発言内容は次の通り。人民網が伝えた。
2013年の経済運行には、有利な条件と不利な要素が存在する。インフラ投資の加速と、企業の在庫消化のペース鈍化(むしろ在庫増加)が主に経済成長回復の原動力となる。企業の持続的な投資による、国内の原動力によるけん引とは違い、このような経済成長の回復は往々にして安定的かつ短期的なもので、経済成長率は約8%となるだろう。インフレは安定化し、失業率も安定化する。
祝氏は2013年の経済発展が、次のような特徴を示すと指摘した。
(一)固定資産投資の増加の安定的な減速。2011年5月に不動産購入制限令・住宅ローン制限令が実施されると、中国の住宅新規着工面積が大幅減し、土地賃貸面積も減少した。これは不動産投資が減少を続けることを示している。一部の企業は省エネ・排出削減および人件費削減のため、設備の交換と生産の自動化を継続する。他にも、一部の企業は中西部地区に生産能力を移転する。しかし製造業の過剰生産能力、企業の利益減により、企業の投資能力および投資意欲が低下する。これにより製造業の投資が、安定的に減速する。