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北京首都国際空港 旅客数世界一が間近に

 「中国第一の国門」と呼ばれる北京首都国際空港の旅客数が急増しており、世界一の空港になる可能性が見えてきた。中国南方航空のA380が26日に着陸すると、同空港の今年の旅客数は延べ8000万人を突破し、3年連続で世界2位となった(世界一の米アトランタ空港との差を延べ1000万人に縮めた)。同空港は、このペースであれば2015年に旅客数が延べ9000万人を超えることは間違いなく、旅客数世界一も間近に迫っていると表明した。北京商報が伝えた。

 データによると、北京首都国際空港の旅客数は1993年の延べ1000万人から2000年の延べ2000万人に増加するまで、7年かかった。その後2010年には延べ7000万人に、2012年には延べ8000万人に達し、増加率が世界のその他の空港を大きく上回った。中国人民大学公共管理学院の許光建副院長は、「北京首都国際空港は世界で旅客数の増加率が最も高い空港であり、一つの窓口として、中国の民間航空、改革開放、社会・経済の高度成長の成果を示した」と語った。

 北京首都国際空港の関係者によると、同空港は最も広範な国内線網、日々拡大する国際線網を持つ。同空港を利用する航空会社は94社に達し、国内の127の空港、世界の109の空港と結ばれている。同空港の国際線および香港・マカオ・台湾線の旅客数は、今年12月24日に延べ2000万人を突破し、全旅客数の4分の1に達した。同空港は、中国・世界民間航空の発展の記録を絶えず塗り替えており、世界が注目する「中国の速度」を創造した。

 旅客数の急増と同時に、北京首都国際空港の弱点とされていたサービスも向上している。国際空港評議会(ACI)の最新データによると、2012年第3四半期の北京首都国際空港のACI旅客満足度は4.88に達し(年末には4.9に達する見通し)、5四半期連続で世界3位を維持した。2007年末の同空港の旅客満足度は、世界62位だった。

 業界内のアナリストは、「北京首都国際空港は2013年に、外国人旅客に対する72時間以内のビザ免除政策を実施し、乗り継ぎ時の荷物直接託送サービスを試験的に開始する。これにより同空港の全体的な競争力が高まる」と分析した。しかし多忙な同空港は、時間不足や遅延等の難題にも直面している。首都機場股フン公司の関係者は、「急増する旅客数による圧力を緩和するため、空港は付近の土地・空中資源を利用した拡張工事を検討しており、4本目の滑走路の建設についても計画中だ」と表明した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2012年12月27日

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