中国のネットショップ 毎日約1万店が閉店 (2)
劉さんは、「ネットショップの経営は雪だるま式で、特に小規模のネットショップの場合は評判が重要だ。経営初期は顧客が少なく低利益のため、人気を徐々に高める必要がある」と指摘した。
記者の取材によると、小規模のネットショップの店主は兼職が中心だ。これらの店主はサービス意識が低く、普段は他に主業務を持つため、ネットショップに力を入れる余裕がない。商品供給やサービスの連続性を維持できず、信頼度が低く、これが販売量に影響し、悪性の循環を形成している。
近年イーコマース業界では「高評価をつけるサクラ」と「悪評を拡散するサクラ」が、ネット上の虚偽の行為の代名詞になっており、「信頼度の捏造」がネットショップ経営の暗黙のルールになっている。これにより消費者の経営者に対する信頼に、危機がもたらされている。タオバオの関係者は、「店主のほとんどは信頼度の捏造に手を染めている。ある店主は一日のうちに十数万件の高評価を獲得し、顧客からの疑いを招いた。一部の店主はさらにサクラを招聘し、利益共同体を形成し、共同で消費者を騙している。一連の虚偽の行為は、小規模のネットショップの信頼度を損ねており、その閉店を加速している」と指摘した。