中国のネットショップ 毎日約1万店が閉店 (3)
タオバオでアクセサリーを販売している李さんは、「当店の売上の5%はタオバオに、3%は顧客サービスの給料に充てている。これに配送費も加わり、経営コストがかさむ」と述べた。ネットショップは消費者の視線を引きつけなければ、商品を販売することができない。そのため店主はネットショップの「飾り付け」に資金を投じる必要がある。またネット上の宣伝を行う場合、1000元(約1万4000円)以上の費用がかかり、大きな負担となっている。
タオバオや京東商城等のECサイトは近年、店主に対して多くの付加価値サービスを提供している。これらのサービスにかかる費用は100元(約1400円)から1000元とまちまちで、ネットショップの影響力の強化を促すが、小規模店主の経営コストを増加させている。
専門家は、「ネットショップの経営成功は一朝一夕にして実現できるものではなく、商品の品質・信用・サービス・価格等の面から総合的に取り組む必要がある。また適切なマーケティング技巧も必要不可欠だ。ネットショップの開店を考える経営者は、これらの要素を慎重に考慮する必要がある」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月4日