オムロンが上海新工場を設立 設備製造業に全面進出
自動化制御・電子機器大手のオムロンは、投資額が91億円超に達する上海オムロン控制電器有限公司を設立したと発表した。これはオムロンの中国事業強化を示すものだ。国際金融報が伝えた。
オムロンの関係者は、「アップグレード・規模拡大後の同社は次世代リレー生産ラインを初めて設置し、世界最新の自動車向けリレー・スイッチの全自動化生産ラインの導入を予定している。また上海市初の大・小パワー連結式インバータによる太陽光発電プロジェクトを建設した」と語った。
オムロンの山田義仁CEOは、「同工場の設立は、オムロンの設備製造業への全面的な進出を示す節目となる出来事であり、中国の第12次五カ年計画の先進設備製造業の発展要求に応じることが可能だ」と話した。
山田CEOはまた、「中国の工業自動化にはコア技術が不足しており、機械工業の一般設備・専用設備の多くは海外から輸入している。これは中国が今後さらに重点的に発展させるべき方向の一つだ」と述べた。山田CEOから提供されたデータによると、中国はハイエンドデジタル制御工作機械の90%、デジタル制御システムの95%、デジタル計器の70%を輸入に依存している。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月26日