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資生堂のD-アミノ酸製品 中国で先行発売

 D-アミノ酸(DAA)は1970年代に科学者が人体から発見したものだが、広く研究されるようになったのは80年代後半のことだ。非天然型アミノ酸とされるDAAはタンパク質の基本的な構成ユニットではないが、多くの植物、微生物、高等植物の中に存在している。「科技日報」が伝えた。

 DAAには天然型アミノ酸には備わらない優れた性質があり、薬物の調合(医薬品、農薬)、食品、飼料などの面で広範囲に応用されるだけでなく、化粧品や生化学試薬などの分野でも応用価値がある。141年の歴史をもつ世界的な化粧品会社である日本の資生堂は、これまでずっと肌を美しくするために研究を重ね、研究成果を製品の開発に生かしてきた。資生堂は最近、アミノ酸に対するこれまでの認識をひっくり返し、人体の皮膚にDAAが含まれることを初めて証明しただけでなく、人体のDAAが美肌効果を発揮することをつきとめた。

 資生堂はDAAと肌との関係に注目し、皮膚の中のすべてのアミノ酸に対し高精度の分析を行い、また九州大学の浜瀬健司準教授と共同研究を進め、政府系基金の支援を受けて「高感度D,L‐アミノ酸の同時一斉分析法」を開発し、日本で特許を取得した。この進んだ方法を利用して、皮膚に含まれるアミノ酸を全面的に分析し、人体の皮膚には4種類のDAAが含まれることを発見した。

 こうした動きと並行して、資生堂グループはこの研究成果を美容意識がどんどん高まり、拡大している中国市場にいち早く投入することを決定し、まずは資生堂化粧品の専門店向けブランド「悠莱」を通じてうち出すことを決めた。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年5月30日

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