中国産太陽光パネルに不当廉売ない 駐欧使節団
中国駐欧州使節団の報道官は5日、中国から欧州に輸入される太陽光パネルに不当廉売(ダンピング)は存在しておらず、同製品にダンピングがあると非難するのは公正ではなく、反ダンピング措置として同製品に報復関税を課すというやり方は受け入れられないと述べた。「人民日報」が伝えた。
同報道官によると、欧州連合(EU)が貿易救済措置を乱用するのは、保護貿易主義の行為に他ならず、EUの自由貿易の理念や主張と矛盾する。主要20カ国・地域(G20)の指導者による保護主義的措置を取らないとの承諾にも反するものだという。
同報道官は次のように強調する。太陽光製品の問題を適切に解決するのは、中国だけがやることではなく、中国と欧州がともに責任をもってやることだ。欧州側が一層の誠意をみせ、柔軟性を示して、中国側と一緒に努力し、できるだけ早く双方が受け入れ可能で合理的な解決方法を探し出すことを願う。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年6月7日