HSBC 中国GDP成長率予想を7.4%に下方修正
【中日対訳】 HSBC銀行は20日、今年と来年の中国のGDP成長率が7.4%になると予想した。HSBCはこれまで、今年の成長率を8.2%、来年の成長率を8.4%と予想していた。新京報が伝えた。
HSBCの屈宏斌チーフエコノミストは、「新政権は市場に向け、改革推進により消費および民間投資の潜在力を引き出し、安定成長の目標を実現するという、明確なシグナルを発した。指導層の成長率低下に対する許容力が高まり、短期投資政策による景気刺激の意欲が低下している。より低めのGDP成長率は、物価上昇率の低下の流れが強まることを意味する。そのためHSBCは2013年通年のCPI上昇率の予想値を、3.1%から2.5%に下方修正した」と指摘した。
屈氏は、「改革の政策措置は、実施から実際の効果が生まれるまで一定期間を必要とする。ゆえに中長期的な成長を促す改革措置は、短期間内には需要面に一定の負の影響をもたらす可能性がある。2015年の中国経済の成長率は回復が予想される」と分析した(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月21日