銀行による携帯電話向け業務市場の争奪
携帯電話の上で操作するだけで、振り込みや振り替え、料金支払い、買い物など多くの機能が実現できるようになる。スマートフォンの普及にともない、携帯電話による銀行サービスが各銀行の新たな市場となっている。各銀行は次々と「無料」の看板を掲げ、携帯電話からの銀行振り替えの「手数料ゼロ」をPRしている。新華網が伝えた。
各銀行の公式ウェブサイトによると、携帯電話による銀行利用の手数料優遇が数多く見られる。華夏銀行はこのほど、新業務の携帯電話向け銀行サービスを全国で段階的に実施すると述べた。2013年9月5日から2014年9月4日の期間中に携帯電話向け銀行サービスを使った同行の同一地域または他地域への振込みの手数料を無料とし、また多額の至急扱いの振り替えも手数料無料となる。今回発表された携帯電話向け銀行サービスは「華夏金融」と「華夏生活」の2種類で、他行への振り替えや携帯電話による現金引き出し予約などの特色ある機能を持つ。
今年に入ってから、複数の銀行が次々と携帯電話による振替の手数料優遇を発表。華夏銀行の参入にともない、価格競争がさらに激化すると見られる。データによると、各銀行が力を入れるのにともない、携帯電話向け銀行サービスの開設率や取引額が今年は数倍に拡大する見通しだ。
業界関係者によると、銀行の業務開拓から見て、新業務の多くは無料で顧客を獲得し、顧客数がある程度集まってから、中間業務で収入を得るものと見られる。このため市民は同サービスの優遇期間に「無料コース」を楽しむことができる。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月30日