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中国の海外M&A 今年上半期は353億ドルに

 中国の今年上半期(1-6月)の海外M&A総額は353億ドルに達し、前年同期比124億ドル増となった。世界4大会計事務所のトーマツ、アーンスト・アンド・ヤング、および金融情報サイトのマージャーマーケットはこのほど、中国海外M&A報告書を発表した。報告書によると、市場には変動性と不確定性が存在しているが、中国企業の海外M&Aの勢いは強まり続けており、海外進出を加速している。マージャーマーケットは、「今年上半期は、M&A市場の取引記録が開始された2001年以来で、中国企業による海外M&A活動が最も活発な上半期となった」と指摘した。京華時報が伝えた。

 報告書によると、中国企業は資源・資産、海外市場のシェア、海外の技術を獲得するため米国で事業展開を続けており、今年上半期の対米M&A総額が114億ドルに達した。うち、中国食肉大手・双匯国際は米豚肉生産大手スミスフィールド・フーズを買収し、中国企業としては最大規模の対米M&Aとなった。トーマツのアメリカ大陸中国サービスチームを率いるクリス・クーパー氏は、「米国国内経済の減速に米国の資産価値の暴落が重なり、中国の投資家の海外進出、海外拡張の意欲を刺激した」と指摘した。

 中国の天然資源に対する需要の激増を受け、エネルギー・資源関連のM&Aが近年中心的な地位を占めてきた。しかし消費者の海外ブランドに対する評価が高まるにつれ、中国の投資家は金融サービス・ハイテク産業・工業・化学工業製品・消費財・レジャー産業・不動産業への意欲を高めており、関連する取引も増加傾向を示している。中国の海外M&Aは多元化に向かっている。

 トーマツは、中国の海外M&Aが下半期にさらに加速され、中国の今後12カ月の海外M&Aが二桁成長を見せると予想した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年10月28日

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