12年の米新車販売台数13%増 トヨタ5年ぶりプラス
【ニューヨーク=畑中徹】米調査会社オートデータが3日発表した2012年の米国の新車販売台数は、前年比13%増の約1449万台となり、金融危機前の07年(約1614万台)以来、5年ぶりの高水準まで回復した。前年比10%以上の伸びは3年連続。
日本勢では、トヨタ自動車が前年比26.6%増の約208万台と大幅増で、5年ぶりのプラス。同社は、09-10年の米国での大規模リコール(回収・無償修理)問題や、11年の東日本大震災後の在庫不足に悩まされ、米国で厳しい状況が続いたが、ようやく減少に歯止めがかかった。燃費のよいハイブリッド車などが好調だった。
ホンダも前年比24%増と大きく伸び、日産も10%近くの増加を確保した。東日本大震災やタイ洪水で減産を迫られた日本メーカーが完全に息を吹き返した。
asahi.com 2013年1月4日
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