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地球観測衛星「高分1号」、より高解像度の観測が可能に (2)

 「高分1号」プロジェクトの総指揮兼システム総設計師である白広照氏は、「高分1号は国外システムの代替となり、国民経済の建設において急ぎ必要な高解像度リモートセンシング衛星データの国産化を実現する。2020年までに、中国の衛星画像データ自給率は60%から80%に高まると見られる。同衛星の主な使用者は、中国国土資源部(国土資源省)、中国農業部(農業省)、中国環境保護部(環境保護省)で、このほか、中国の10あまりの部門と関連地域に向け、応用サービスを提供する。高分1号の減災・災害救助における最大のメリットは、精確性と適時性であり、災害救助に向けて迅速かつ精確な情報を提供することができる」と語った。

 ▽成熟には長い道のりが必要

 白広照氏は「高分1号の測位精度と姿勢安定度はいずれも国内の衛星を上回るが、中国の衛星リモートセンシング技術を国外先進レベルと比べるとまだ大きな隔たりがある。差が見られるのは主に解像度、衛星の姿勢の機敏性(アジリティ)などだ」と語る。

 ロシア紙も「中国は衛星技術である程度の成果を得ているが、高解像度の衛星技術においては依然として『初心者』であり、商用化も遅れている」と指摘している。

 高解像度地球観測システムは2020年までにその他の観測システムとリンクし、時間空間的協調能力、全天候型・24時間の全球地球観測能力を備える安定的なシステムを形成する。

 後続衛星の開発では、「高分1号」を基礎とし、さらに高い解像度・精度を目指し徐々に発展させていく。同プロジェクトの実施により、中国の衛星リモートセンシング技術の経験が蓄積され、技術的飛躍につながるだろう。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年5月6日

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