中国、2020年前後に宇宙ステーション完成へ
中国有人宇宙プロジェクトの実施から20周年、「中国有人宇宙ステーションプロジェクトの進展」をテーマとする第4回中国宇宙技術フォーラムが、29日に北京で開かれた。専門家・学者らは宇宙空間技術の方向性・将来性を巡り、議論を掘り下げた。新華網が伝えた。
中国有人宇宙プロジェクトの周建平総設計師は「計画に基づき中国有人宇宙ステーションプロジェクトを推進中で、2020年前後に、地球から近い宇宙空間に有人宇宙ステーションを建設する予定だ」と表明した。有人宇宙ステーションは、中国宇宙科学および新技術の研究・試験の重要拠点となる。
中国空間技術研究院の楊保華院長は「当研究院は有人宇宙ステーション関連技術の研究を強化し、有人宇宙ステーション全体建設プランの論証を進め、中国宇宙ステーションシステムの研究・生産をスタートした」と語った。
専門家は「計画によると、中国は2016年までに宇宙ステーション実験室を開発・打ち上げし、宇宙飛行士の中期駐留などの宇宙ステーション重要技術を把握し、一定規模の宇宙ステーション利用を実施する。2020年前後に、中核船と実験船を開発・発射し、軌道上で有人宇宙ステーションを組み立てる。地球から近い宇宙空間における宇宙ステーション組立・合体に関する建設・運行技術および長期的な有人飛行技術を把握し、宇宙ステーションの利用を大々的に推進する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月30日