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大亜湾、ニュートリノ実験第2期を計画中

 中国科学院高エネルギー物理研究所が明らかにしたところによると、米科学誌サイエンスがこのほど発表した2012年の科学分野10大成果の中で、中国の大亜湾ニュートリノ実験室による第3のニュートリノ振動観測が挙げられた。サイエンス誌は世界で最も権威ある学術誌の1つ。光明日報が伝えた。

 大亜湾原子炉のニュートリノ実験は、中国科学院高エネルギー物理研究所が中心となり、主に中国人科学者が参与する大規模粒子物理実験であり、主な目標は原子炉から出るニュートリノを観測し、物理学における基本パラメータであるニュートリノ混合角θ13の精密測定を実現すること。

 同研究所の王貽芳所長は「最新の測定結果では、精度が20%から13%に向上した」と語る。

 王所長によると、現在ニュートリノ実験第2期が計画されており、ニュートリノの質量の測定において飛躍を果たすことが期待されているという。現時点では、ニュートリノに質量があることは知られているが、どのニュートリノが重く、どのニュートリノが軽いかについてはまだ解明されていない。第2期実験を通じ、ニュートリノの質量順の確定が期待される。王氏は「これは宇宙の起源と進化を知る上で重大な意義を持つ」と語る。(編集SN)

 「人民網日本語版」2012年12月27日

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