中国人教授 半導体量子チップで世界記録を更新
中国科学技術大学が4日に明らかにしたところによると、中国科学院量子情報重点実験室の郭国平教授が率いる半導体量子チップ研究チーム、および同チームの提携者が、再び世界記録を塗り替えた。同チームは実験により、世界最速の量子ロジックゲートの操作に成功し、半導体量子チップ研究の画期的な進展を実現した。中国新聞社が伝えた。
郭教授によると、同チームは世界最速のピコ秒級単一ビット超高速パーベシブ電気制御量子ロジックゲートを構築し、世界的に公開されている電気制御半導体ロジックゲートの演算速度を約2桁切り上げた。関連研究成果は、最新の学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。
より高速・大規模な集成は、チップ技術が求め続ける夢だ。郭教授は、「より高速な量子ロジックゲート操作により、量子計算を小規模な実験室レベルのシミュレーションから、真の実用化に向かわせることが可能になる」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年2月5日