中国最大規模の藍藻・水分離港が稼働、藍藻除去に大活躍
敷地面積が105ムー、投資総額が7200万元(約11億5200万円)に達する合肥市塘西河藍藻・水分離港がこのほど試験段階に入り、来年の大規模な藻類除去に向け準備を開始した。人民日報が伝えた。
藍藻対策は世界的な難題となっている。伝統的な方法には、人の手による除去、水流の調整による滑り移動、化学薬品の使用が含まれるが、根本的な解決は実現できない。塘西河藍藻・水分離港は今年9月中旬に、試験的に稼働を開始した。中国最先端の第3世代技術を使い、設備の稼働により1日当たり3360トンの藍藻を含む水を処理し、泥状の藍藻を年間1万トン処理することで、渡江戦役記念館の中心区の7キロに渡る湖岸線を保護する。これは中国国内で1日当たりの処理能力が最大の藍藻・水分離港で、巣湖の藍藻対策の「科学技術化・規模化」を実現する。
作業員の孫曦氏は、「これまでは生物剤を添加し藍藻を除去していたが、この設備は物理学の原理に基づき藍藻を分離する。藍藻を含む水は遠心分離器のような装置に入れられ、分離された水は富栄養化した水ではなく、観賞用の水として使用できる。分離された泥状の藍藻は処理を経て、質の高い有機肥料となる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月27日