主に2-4歳の乳幼児が発症
小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群(MCLS)とも言われる「川崎病」は、全身の血管壁に炎症が起きる、急性熱性発疹性疾患。1967年以降、発症率が年々高くなっている。
川崎病になるとこの冠動脈にコブができたり、血管自体が拡大し、正常な状態でない血管内では血液の流れが悪くなり、血液が固まりやすくなるため、血の塊ができて「心筋梗塞」を起こして、命に関わるケースもある。また、心臓の血管での炎症により、冠動脈の起始部近くなどに瘤が出来やすくなり、冠動脈瘤などの後遺症を残す事もある。ただ、上記でも言及したように、「川崎病」の発症原因は分かっていない。
原因は未だ不明
同報告に関して、張副所長は、「川崎病の原因はまだ明確になっていないが、微生物との関係を疑う研究結果もある。しかし、各種学術会議や医学雑誌において、川崎病は菌類が原因とは特定されていない」とし、「現在、臨床上において、抗真菌薬で治療できた先例はない。そのため、『気流に乗って運ばれてくる菌類が原因』というのは『ゴシップ』に過ぎない」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月21日