青島西海岸新区、9つ目の国家級新区に

中国政府網が9日に発表した情報によると、中国国務院はこのほど「山東省人民政府の青島西海岸新区の設立申請に関する伺い書」に回答し、青島西海岸新区を設立し、海洋経済の発展をテーマとすることに同意した。青島西海岸新区は、中国で9つ目の国家級新区になった。新京報が伝えた。

青島西海岸新区は膠州湾の西海岸に位置し、青島市黄島区のすべての行政エリアを含む。そのうち陸地面積は約2096平方キロメートル、海域面積は約5000平方キロメートルに達する。

■渤海経済区の活性化

青島西海岸新区は2大都市圏である北京・天津・河北、長江デルタの間の重要な地域に位置し、黄河流域の主要出港ルート、ユーラシア・ランドブリッジ東部の重要な拠点であり、日韓と海を隔てて向かい合っている。

国家行政学院経済学部副部長の張孝徳氏は、「青島西海岸新区の設立許可は、おそらく渤海湾経済圏の活性化を図るためだ。この経済圏内では、北京・天津・河北一体化がすでに提唱されており、天津浜海新区も建設されてから長年が経過する。青島は海洋開発の面で強みを持つため、青島西海岸新区は環渤海地区全体の発展を刺激することができる」と分析した。

青島中徳生態園の関係者の朱氏は記者に対して、「青島西海岸新区はすでに何年も運営されている。中徳生態園は2011年に青島西海岸新区に入居した。生態園の内部はすでに建設が完了しているが、周辺の関連設備が追い付いていない。新区が国務院から許可を得たことで、関連設備の建設が加速される。これは人材誘致、ソフト・ハード面の環境の形成にとって有利だ」と語った。（編集YF））

「人民網日本語版」2014年6月10日