米マイクロソフト社系列のマイクロソフトゲームイノベーションセンターが28日、河北省廊坊市大廠回族自治県のハイテク技術産業パークに設立された。グローバルソフトウエア産業の筆頭企業である同社が、上海に続いて中国で2番目に設立した、ゲームのイノベーションを中核とするベンチャー企業の孵化(インキュベート)基地だ。
協力合意に基づき、同センターは新興企業の孵化器(インキュベーター)として、主に華北地域のゲーム開発担当者を対象に、百社を超えるゲームベンチャー企業を誘致し、世界トップレベルのマイクロソフトの技術プラットフォームに依託して、マイクロソフトの管理・技術チームを主体として、開発者や企業に開発、テスト、発売、市場化など全方位的な支援を提供していく。入居企業はオフィス用地、プロジェクト支援資金、関連の財政支援といった優遇政策を享受できる。
同センターが動き出せば、マイクロソフトは毎年、入居したゲーム開発のベンチャー企業にマイクロソフトのモバイルオペレーションシステム(OS)「ウィンドウズフォン」における技術のモデル選択、技術の強み、技術開発、応用水準の向上、応用店舗のライン接続など、方向性を定めた一連の専門的な研修を提供するとともに、専従のプロフェッショナル人材を派遣して、企業の管理、人員の開発の管理、開発水準の向上などの面で指導をしていく。またゲームベンチャー企業が市場競争により深く参入することを促進するため、入居企業が孵化、融資、市場の普及拡大など多方面で指導を受けられるようにし、ひいては市場のチャンスとより広範な発展の可能性をつかまえられるようにする。マイクロソフトのグローバルシニア副総裁で大中華エリア会長兼最高経営責任者(CEO)の賀楽賦氏によると、中国は世界でゲーム人口が最も多く、9億人に迫るとともに、毎年20%のペースで増加しており、中国ゲーム市場の規模は800億元(1兆3034億円)に達したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月30日