香港上海銀行(HSBC)が23日に発表した製造業の購買担当者指数(PMI)によると、6月のPMI速報値は50.8ポイント(p)に達し、昨年11月以来7カ月ぶりに記録を更新した。また今年になって境界線となる50pを超えたのはこれが初めてで、中国の製造業が半年ぶりに拡張傾向にあることがわかる。中国経済の安定化をうかがわせる新たな「証拠」となっている。
フランス通信社(AFP)によると、最新のPMIデータは中国経済への信頼感を高めるものだった。ファンドマネージャーのティム・シュレーダース氏がブルームバーグの取材に答えて述べたところによると、今年下半期も中国のPMI指数は50pを上回るとみられる。中国にはしっかりした基礎があり、下半期も経済を引き続き加速させることが可能だという。
ゴールドマン・サックスの資産管理会社の元会長で、BRICs(新興4カ国。ブラジル、ロシア、インド、中国)の概念の提唱者であるジム・オニール氏は電子メールで人民日報記者の質問に対し、「2010年以降、中国の経済成長ペースは私の予測を上回っており、中国経済のペースダウンはとても重要なことであり、あえてそのようにした政策的な選択だ。中国は成長の質をより高めたいと考えているからだ」と答えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月24日